最近の木工作品


――建築の積算一筋の潮田ですが――

 実は仕事以外に趣味もありまして、日曜大工、及び家具造りであることは、これまでに何度も述べてきたので、ご存知の方もおられると思いますが、ここ10年ほどは次の趣味である「刃物研ぎ」に身が入り過ぎ、こちらは毎週3日間、各スーパーの店頭をお借りして「商売」するようになりました。こちらはもう趣味の域を越して「本業」とお客様は見てくれているようです。何故なら毎回繁昌していますので。

 その日曜大工趣味で、何を作ってきたか振り返ってみますと、食器棚や整理箪笥類。ダンボックス・・・これは累計7,500個を超えました。以下は少数ですが、足首運動器具、携帯式足湯、水車、竹馬、花の観覧車、ゴミ袋スタンド、ワンルーム(犬小屋)、猫の登り台、机、椅子など、ここに各々の写真を並べると、とてもスペースが足りないので省略します。

 ただ最近は刃物研ぎに時間を取られ、新しい作品が出来ていなかったのは事実で、我ながら淋しく思っていました。



――新しいネタを妻が発見――

 「何か木を使ってオリジナル品を作りたい」こんな欲望を常に持っていましたが、それは妻も察知していたようで、27年の3月に妻が娘や孫達を連れ、ある温浴施設に行った時、土産物コーナーで面白い一品を買って来てくれました。それが写真Aの元祖「犬の椅子」又は「花台」です。



 どこのどなたか分かりませんが、これを作った方には申し訳ないのですが、それに私なりの改良を加えて作り直したのが写真Bです。



 これはご覧のように顔が可愛いので、作っていても楽しいのです。最近はスーパーでの刃物研ぎの時、店頭に陳列し\1,500の値札を付けておくと、大体3日に2個くらいの割合で売れて行きます。ただしこれ1個作るのに約半日は掛かるので、私の時給を1,000円としても、原価の0.4掛、大ダンピングには違いありません。

 お求めになるのは大抵中年の女性で、「孫へのプレゼントに」とニコニコして買って行かれます。自分が作った物が売れて行くのは、本当に嬉しいものです。