トイレ掃除が楽しい!?

 小学生から60代まで、十数人のグループが毎月一回、学校のトイレをお借りして便器をピカピカに磨き上げる活動が全国で行われているのをご存知だろうか。 参加者たちはこれをボランティア活動と思っていないところが面白い。逆に1回に付き500円の参加料を払ってやらせてもらうのだから部外者には理解しにくいようだ。

 人の嫌がるトイレをわざわざ休日に集まって来てなぜ磨くのだろう?不思議な人達だなあと思われるのも無理はない。 この「日本を美しくする会」はイエローハットの創業者、鍵山秀三郎氏の社内に於ける実践から始まった。平成18年1月現在、北海道から沖縄まで約100団体と 海外4団体が活動している。

形はさておき中身。便器1ヶ所に1人が張り付き少なくとも30分は磨くのであるが、臭いが気になるのは最初の5分くらいであとは少しずつキレイになるほど 意欲が湧いてきて無心になっている自分に気が付く。 便器の他に床や壁のタイル、窓ガラス、流し、蛍光灯、換気扇など徹底して磨く。それらの作業が終わった後のスッキリした気分は格別である。完了後、別室に移り お茶を飲みながら感想を述べ合うのもまた楽しい。
「百の議論より一つの実践」 潮田のもう一つの顔です。